風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

4.二十四節気・七十二候「歳時記カレンダー」

3番目の記事に標記を記載しようと思っていました。

毎年買い求めるカレンダーをとりあげようと思ったのです。

月次タイトル版画:大江壮吾氏、企画・制作:(株)シーガル

パソコンの横にあるので忘れることもないのですが、ブログを書き進めるうえで本来最初に記載すべきことと考えたからです。

カレンダーの二十四節気と七十二候の説明

一年を24に分けた二十四節気は、ご存知のように「小寒」、「立春」、「大寒」などの名で季節を表す。そして、一節気をさらに三つに分けた七十二候は、「東風解凍(とうふうこおりとく)」「桃始笑(ももはじめてわらう)」など細やかに四季の変化を告げる。

どちらも旧暦で長く用いられ、二十四節気と七十二候の一文字ずつ取って、「気候」という言葉が生まれたと聞く。

四季観が薄らいだ現代も四季の気配や情感をもたらしてくれる。

カレンダーはほかに月齢・旧暦・潮名・六曜・干支付き、四季折々の花鳥や菓子の絵などが多数載っています。

最初にカレンダーの表紙は、睦月1月の 半分の下に記載された「暦で知る美しい四季、季節を感じる暮らし」という言葉と上記に引用した説明からできています。

この表紙に惹かれて購入し、このカレンダーをもとめることが年中行事となっています。

カレンダーの地の色は、襲(重ね)の色目を参考にしています。

襲の色目とは、自然・風物の姿をもとに、その季節の印象を表現する着物の色の取り合わせとして、伝統的に受け継がれてきたものです。

 二十四節気と七十二候の詳細な記載は他の書物やフリー百科事典「ウィキペディア」を参照いただくか左の「リンク」の「日本文化いろは事典」や「NPO PLANT A TREE PLANT LOVE」を訪ねてみてください。

フリー百科事典「ウィキペディア」

概要

二十四節気は、中国の戦国時代の頃に太陰暦による季節のズレを正し、季節を春夏秋冬の4等区分にするために考案された区分手法の一つで、一年を12の「中気」と12「節気」に分類し、それらの季節を表す名前が付けられている。なお、日本では、江戸時代の頃に用いられた暦から採用されたが、もともと二十四節気は、中国の気候を元に名づけられたもので、日本の気候とは合わない名称や時期もある。そのため、それを補足するために二十四節気のほかに土用、八十八夜、入梅、半夏生、二百十日などの「雑節」と呼ばれる季節の区分けを取り入れたのが、日本の旧暦となっている。

(中略)

名称

二十四節気の名称は、発明された当時の物がほぼそのまま使われている。

節気名称は実際の気温よりは太陽の高度を反映したものとなっている。日本では独自に雑節が設けられたり、本朝七十二候が作られたりした。

名称の由来を種類別に以下のようになるだろう。

  • 昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の中間点):春分・夏至・秋分・冬至
  • 昼夜の長短を基準にした季節区分(各季節の始期):立春・立夏・立秋・立冬
  • 気温:小暑・大暑・処暑・小寒・大寒
  • 気象:雨水・白露・寒露・霜降・小雪・大雪
  • 物候:啓蟄・清明・小満
  • 農事:穀雨・芒種

平成二十五年のカレンダーの各月の地の色は下記の色です。

  • 一月:二つ色:薄色(薄紫よりやや淡い色)に山吹、もとは同色の衣を二枚ずつ重ねた宮中の女官装束に由来し、色目ではこの二色をあてている。
  • 二月 :裏梅:紅梅に紅、裏側から見た梅の色を表したもの
  • 三月:薄桜萌黄:薄青(青はいまでいう緑色)に蘇芳(すおう=蘇芳の木を染料にして染めたにぶい紫みの紅色)若葉越しの山桜を表した色目
  • 四月:山吹:薄朽葉に黄
  • 五月:楝(おうち):薄色に青、ちなみに楝は栴檀(せんだん)の古名
  • 六月:杜若:薄萌黄に薄紅梅
  • 七月:百合:赤に朽葉、姫百合の花の色を表したもの
  • 八月:女郎花:経青緯黄(縦糸に青、横糸に黄を使った織物の色)に青
  • 九月:龍膽(竜胆):薄蘇芳に青
  • 十月:紫苑(しおん):紫に蘇芳、紫苑hsキク科の多年草で、その花色の美しさから鑑賞用とされた
  • 十一月:枯野:黄に薄青、雪や霜で枯れた野原の様子を表した色目
  • 十二月:海松色:萌黄に縹(はなだ=いまでいう青色)、海松は浅海の岩に生える緑藻で食用とされた

なお、色の名前は以下の本が参考になると思います。

中江克己(2003)色の名前で読み解く日本史 青春出版社 東京都

購入する本は新書と文庫が多いです。

なお、本は春の章、夏の章、秋の章そして冬の章と四季に分けて書かれています。

  • 春の章:赤、薄赤、黄系の色
  • 夏の掌:緑、青、薄青系の色
  • 秋の章:茶、橙系の色
  • 冬の章:紫、無彩色系の色

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伝統色の色と名前が新書版なのにカラーです。

蘇芳(すおう)もあります。

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