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風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

5.七十二候「えこよみ」

二十四節気 七十二候 えこよみ 四季

七十二候の解説は、左のリンク>NOP PLANT A TREE PLANT LOVE>二十四節気・七十二候>七十二候の解説をご覧いただくとして詳細は記載しません。

以下は解説の要約です。

二十四節気は古代中国で作られ、古代のものがそのまま使われたことを前にも記載しました。

七十二候の名称は何度も変更されています。

日本でも、日本の気候風土に合うように何度か改訂されたということです。

1874(明治7)年の「略本暦」では、それまでと大幅に異なる七十二候が掲載され、現在ではこの七十二候が使われているとのこと。

そして、明治17年からは七十二候そのものが暦から削除されました。

前の記事4.で紹介した「歳時記カレンダー」ではこの七十二候が掲載されています。

そして、5.七十二候「えこよみ」ではThink the Earth が手掛けた人気絵本「えこよみ」の紹介です。

数年前に数年間購入した絵本です。 

最初に購入した絵本(2006年)です。

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発行:Think the Earth Project

発売:ブロンズ社

 縄文の昔から私たちは自然と一体となって、自然にはぐくまれて生きてきたと思うのです。

地球上のすべての生き物と一緒に。

歳時記カレンダーや「えこよみ」は自然とのつながりを思い出させてくれる古代中国と日本の先人の贈り物と思います。

歳時記カレンダーとえこよみとの出会いは、定年退職後の生活を楽しいものにしてくれました。

えこよみや歳時記カレンダーは、農事暦ということができ、自然との結びつきを大事にした暦です。

明治初期にグレゴリオ暦を導入するまで、太陰太陽暦を使用していました。

農作業には暦の日付より、二十四節気や七十二候のほうが頼りになったのでしょう。

渋川春海という暦学者が、貞享の改暦(1684年)の際に、七十二候を日本の風土にあうように整えたようです。

七十二候の文言は、その後宝暦暦(1755年)が製作される際にも修正がなされ、その後も改暦のたびにすこしずつ修正が施されたようです。

天地明察という映画は面白かったですね。

原作も。

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なお、えこよみでは宝暦暦を基準に、なじみのない言葉を現代語に置き換えています。

「えこよみ」オリジナルの七十二候になっていますが、長い歴史を通じて伝えられた日本人の言葉の遺産をわかりやすく伝えるためだそうです。

歳時記カレンダーや「えこよみ」は日々の暮らしに役立ち、暮らしを楽しくしてくれます。

昨日、2013年9月2日は七十二候では「くわすなわちみのる:禾乃登:穀物が実り始める頃)です。禾は、「かわ、いね、のぎ」と読むようです(歳時記カレンダー)。

2006年のえこよみでは、

The rice ripens.                                                                                                      <第42候> 処暑/末候                                                                                              稲穂実る2~3本ずつ植えられた苗が、分けつ(株を増やすこと)し、数十本の茎になり、幾千の稲穂を結びます。それは、大地と太陽と水と生命のなせる業 

となっています。

一方、歳時記カレンダーの9月7日には二十四節気の「白露」(秋も本格的になり、草葉に露が白く見えるようになる頃) とあります。

そして、9月8日に七十二候の「草露白」(草の葉に白露が宿り始める頃)とあります。

小樽ではブログを記載していた午前五時ころは、虫の声が聞こえます。

来月には雪の便りもあるのでしょう。