読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

8.節句:重陽

今日2013年9月8日日曜日は、歳時記カレンダーでは草露白(そうろしろし:草の葉に白露が宿り始める頃:七十二候)です。

そして、明日は重陽です。旧暦の重陽は来月10月13日(旧9月9日)です。

高校の授業で、たぶん古文と思うのですが、重陽を学んだ記憶があるのです。

苦手だった枕草子や紫式部の世界ですね。

五十年ほど前ですが。

f:id:sikihuukei:20130831041822j:plain

山本氏の「四季の行事」のおもてなしを引用させていただきながら記載します。

室礼:九月*重陽

「菊尽くし」で願う、不老長寿の夢

中国では菊の香りを移した菊酒を飲んで、邪気を祓い長命を願ったのだそうです。そのため、重陽は「菊の節供」とも呼ばれています。手に入りやすい菊でさまざまな花のアレンジを楽しんだり、菊の形のお菓子をいただくなど、「菊尽くし」でお祝いします。

なお、節句については左のリンクの「日本文化いろは事典」や「NOP PLANT A TREE PLANT LOVE」そして「旧暦:和こよみ」を訪ねてみてください。

このようなしきたりが日本に入ってきたのは天武天皇の頃だった言います。

飛鳥に都があったころからの行事なのですね。

また、平安時代の宮中行事としても定着して、貴族たちの間では、「菊の被綿(きせわた)」という行事が盛んに行われていたようです。

お庭に菊を植えていたとしても小樽ではまだ花の時期ではないのです。

でも、お花屋さんでは一年中みられるような気がするのです。

菊の花の季節感にズレがあるような感じもするのですが、来月になると菊も開花するだろうか。

そして、端正に愛情込めて、きれいに育てた菊の盆栽の展覧会も開かれるのでしょう。

少し早いのかな。

室礼について、山本氏の御本を読んでいただくとして、「簡単でも力強い菊の室礼」の小項目には以下のように記載してあります。

抜粋

「簡単にしつらえるなら、九本の菊の花、九個の菊の形のお菓子でシンプルに飾ることもできます。九は最大陽数であり、たくさんを意味する数でもあります。これだけで尽くしを表現できると同時にたくさんの幸せを願うことにもなるのです。・・・

菊は庶民の花であると同時に、大変格調の高い花でもあることに気づきます。

お酒に菊の花びらを浮かせて、菊の酢の物などをいただき、一夜昔の雅の世界を身近で楽しむのも乙です。」

和室で楽しむといいのでしょうが、洋室でも十分楽しめるのではないかと思います。

また、江戸時代には佐藤要人氏監、藤原千恵子氏編の本から「菊かおる季節」、「重陽の節句」として「長月 九月」に浮世絵とともに記載されています。

f:id:sikihuukei:20130908053602j:plain

f:id:sikihuukei:20130908053805j:plain

九月九日は、陽数九が重なる重陽の日。

正月七日・三月三日・五月五日・七月七日とともに五節句の一つで、身近な家庭の行事ですね。

江戸時代には菊の花を愛で、菊酒を飲んで、邪気を祓い長命を願い、重陽の節句を楽しんでいたのではないかと思うのです。

この日浅草寺では菊供養が行われ、人々は袷から綿入れに衣替えしたとのこと。

お部屋に菊の花をアレンジして、菊の酢の物で楽しもうかな。

本当は菊酒も楽しみたいのですが、通院の身では。