風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

68.寒露五十一候末候:蟋蟀在戸(しつそつこにあり・きりぎりすとにあり)

新暦2014年10月18日から22日。

きりぎりすが戸の辺りで鳴く・こおろぎが戸口あたりで鳴くころです。

季の虫:きりぎりす

「蟋蟀」は、正しくは「しっしゅつ(しつしゅつ)」というらしく、コオロギやキリギリスのことを指すらしい。

「蟋」をこおろぎ、「蟀」をきりぎりすとする説もあるとか。

1.螽蟖(きりぎりす・ぎす・ぎっちょ)キリギリス(キリギリス科)

名は鳴き声に由来するといわれ、本来「きりぎりす」はコオロギ類の古名で、キリギリスは「はたおり」とよばれていた。

北海道で見られるハネナガキリギリス、本州以南で見られるヒガシキリギリス、ニシキリギリスなどの総称。

2.蟋蟀(こおろぎ・こほろぎ)コオロギ(コオロギ科)

コオロギ科に属する昆虫の通俗的なよび名。

コオロギ科の昆虫は、日本では九十種ほ知られているようです。

ツヅレサセコオロギ、エンマコオロギ、オカメコオロギ、ミツカドコオロギなど。

単にコオロギというとツヅレサセコオロギをさすことが多いという。

3.コオロギの名は古く「古保呂岐」と書かれ、鳴く虫の総称とされたという。

平安時代に「こおろぎ」とよばれていたものはキリギリスで、「きりぎりす」とよばれたものがコオロギであるという。

蟋蟀を詠んだ歌は、万葉集中七首。

なぜか、鈴虫、松虫、かねたたき、馬追など、美声で知られる昆虫は全く詠まれていないという。

鳴く虫の総称と理解すると全く詠まれていないのもうなづけるのですが。

季の野菜:山芋、季の魚:鰯

どちらも食材として縁のあるものですが、記載を省略します。


18、寒露末候・蟋蟀在戸(しつそつこにあり・きりぎりすとにあり) - 風景夢譚

昨年の記載も一読していただけると嬉しいです。 

今日(2014年10月21日)は、早朝から生暖かい雨で、下の上溝桜(2014年10月17日撮影)の黄葉は、ほとんど散ってしまいました。

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