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風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

84.春・啓蟄八候次候桃始笑(ももはじめてさく・ももはじめてわらう)

桃始笑は、桃の花が開くころ。「初めて笑う」とは愛らしい表現で、思わず口元もほころぶ春を意味しているのでしょう。

新暦の2015年3月11日から15日まで。

当ブログの四季区分について、このブログの最初に記載しました。三月中旬から六月中旬を春に区分しています。

三月に入って、周りの雪も少し少なくなり、春の雪解けを感じていましたが、ここ数日の湿った雪でまた冬に逆戻りしたような雪の多さです。

雪搔きに追われて、ブログの更新もままなりません。

季のさかな:飯蛸、季の鳥:頬白、どちらも縁が薄いですね。

季のことば三春

梅、桃、桜がいっせいに咲きそろうことを「三春」というようです。福島県三春町を思い浮かべます。美しい名前ですね。

花弁の先が丸いのが梅、尖っているのが桃、先割れしているのが桜とか。

季の花:桃の花

中国原産のようで、弥生時代の遺跡からモモの核が発見されていることから日本への渡来はかなり古いようです。

モモに邪気を払う霊力があるという考え方は、「古事記」のイザナギイザナミ神話に反映されているという。

「・・・いざなぎの命が黄泉の国をたずねた時、千五百の黄泉軍に追われたが、桃三個をとって投げつけたところ、無事難を逃れた」という話です。中国の思想の影響を受けたものらしいが、おとぎ話の「桃太郎」の伝説にも桃は、悪霊を祓い、霊力をもつものとされています。

(桃太郎、金太郎そして浦島太郎もしかして桃で結ばれているのではないだろうか)

(まさか、テレビのコマーシャルの見過ぎですね)

桃は、万葉集にも七首詠まれています。

奈良の明日香村にある日本でも最大級の横穴式石室を持つ石舞台古墳を訪ねたのは、2008年2月28日でした。

日本書紀」にある蘇我馬子を埋葬した「桃原の墓」が石舞台古墳だろうといわれているようです。

石舞台古墳へは、橘寺見学のあとで飛鳥川沿いに岡寺を眺めながら向かいました。f:id:sikihuukei:20150314094417j:plain

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飛鳥川を渡って、石舞台古墳のそばに来ると、きれいな紅白の梅が咲いているのに気が付きました。デジカメで撮ったのですが、花をマクロで撮り忘れたようです。このブログを記載するまで、紅白の梅と思っていたのです。

でも、もしかしたら桃の花かな。

桃の花のほうが、古墳に相応しいような気がするのですが、桃の開花が四月ころというので、やはり梅の花かな。

明日香の桃は、いつ頃咲くのだろう。

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いま、春の重い湿った雪の雪搔きに追われる小樽で、石舞台古墳に咲くのは梅ではなく桃であってほしいと思うのです。

それは、古墳蘇我馬子の墓であってほしいと思うからです。

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