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風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

167.夏・小満:二十三候次候紅花栄(べにばなさかう)

花栄(べにばなさかう)は、明日(2016年5月25日)から5月30日までです。

江戸時代は口紅用とし栽培され、現在は種子を絞った紅花油(サフラワー油)の需要が多いそうです。

下昨年の記載を訪ねていただけると嬉しいです。↓

sikihuukei.hatenablog.com

 

先日5月19日に北大植物園の帰りに、札幌駅近くの紀伊國屋書店で下記の本を購入して、読み終えました。

書店で本を見て回るのは、楽しいです。

読んだ順に、で、「雑」について、考えていました。

万葉集の雑歌の「雑(ぞう)」です。

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万葉集の大きな分類である部立(「雑歌」、「相聞」そして「挽歌」)の一つに「雑歌」があります。

相聞や挽歌以外の歌です。

「雑歌」は、宮廷社会の大切な行事のときに、つまり公的な場で披露されたさまざまな歌をいうようです。

公的な歌・儀礼の歌と考えてよいとのことです。

巻一が雑歌ということで、この命名がいいかげんなものではないことを示しているという。

↓たぶん「くさぐさの歌」とでも訓むのだろうと。↓

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中西 進氏の万葉集(一)(講談社文庫)も参考に記載しました。

雑についてです。

白川 静氏の「常用字解」(平凡社)によりますと、

雑は、ザツ・ゾウ・まじると読み、

集まるの意味をも承ける字であるという。

衣を染めるのに、多くの種類の草木の染め汁を使ったのでさまざまな色あいの衣ができた。

多くの色が集まりまじることを雑という

それで雑はすべてのものについて「まじる」の意味となる。

雑多(いろいろ入りまじっていること)なものは価値のひくいものとされ、「いやしい」の意味となる。

と記載されています。

雑学、雑居、雑業、雑木、粗雑、乱雑

また、鎌田 正氏と米山寅太郎氏共著の「漢語林」(大修館書店)では、

1)まじる

2)あう

3)あつまる

4)あらい

5)こまかい、くだくだしい

6)とも、ともに、みな

7)いやらしい、低俗な

雑詠、雑役、雑記、雑技、雑戯、雑言、雑作、雑然、雑踏、雑文、雑用などの説明がなされています。

ほかに今思いつくのは、雑煮(ぞうに)です。

万葉集の編者が、雑歌(ぞうか)としたのですが、雑以外の漢字がなかったのだろうか。

と、ときどき思うのです。

「くさぐさ」は、いろいろな・さまざまの意の雅語的表現とか。

その他という意味ではないようなのです。

雑を万葉集の選者・編集者は、どのように考えていたのだろう。

と、複雑な思いで雑念のように、雑然と己が雑説にとらわれています。

雑草(ザッソウ)ではなく雑草(ゾウソウ)と読むべきでないかなど。

で、今朝撮りたての画像を貼り付けます。

↓独活            ↓と              ↓ふきなど↓

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薊(あざみ、手前)、               ↓奥に蝦夷の子林檎↓

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蝦夷の子林檎

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わらびと蝮草

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今朝、日の出前に起きて、撮りました。

では、また。

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今朝、ストーブを炊こうか迷いました。

ここ一週間、夏のような暑い日が続き、体が暑さに慣れてしまったようです。

雑の漢字のイメージ、変えていこうと思います。

ザツではなく、雑煮や雑歌の「ぞう」に。

雑念のような雑記にお付き合い有難うございました。

では、また。