風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

168.夏・小満:二十四候末候麦秋至(むぎのときいたる)

明日(2016年5月30日)から6月4日までが、麦秋至です。

冬に種をまいた麦が黄金色の穂を実らせるころで、「麦秋」、「麦の秋」とよばれるらしい。

麦は、古事記万葉集にも登場するほど日本人とは、古い付き合いのようです。

穂の上を渡る風を「麦嵐」、風にそよぐ様子・風景は、「麦の波」の呼び名があるようです。

デジカメで撮ってみたいなと思う風景です。

sikihuukei.hatenablog.com

小樽では麦に縁がないので、撮影対象になりません。

道東の十勝平野かな。

小樽の庭では、一昨日から黄文目が咲きだしました。

昨年から、毎年先駆けて咲くジャーマン・アイリス(独逸文目)より早く咲きました。

今年は、どうかなと膨らんできた花芽を見ていたのです。

庭にはほかに文目(紫)、西洋文目(くすんだ桃色)が咲くのですが、

その順序は、黄文目、独逸文目、西洋文目、文目です。

万葉集で「あやめぐさ」とあやめが付くのですが、文目でなく、

サトイモ科ショウブの古語のようで、十二首ほど詠まれているようです。

文目と同じアヤメ科では、「かきつばた」が集中七首詠まれています。

和名は「かきつけばな」の転訛ということです。

ハナショウブを園芸用に改良したのが花菖蒲のようです。

品種は、江戸ハナショウブ、肥後ハナショウブ、伊勢ハナショウブの三系統に大別されるようです。

優雅できれいですね。

縁の薄い花ですが、撮ってみたいなと思います。

かってショウブとアヤメは区別されていなかったようです。

ショウブは、漢名「菖蒲」とかいてアヤメと呼んでいたようです。

江戸時代にはいってショウブと呼ばれるようになり、それと区別して花の咲く菖蒲(アヤメ)は、花菖蒲呼ばれるようになったようです。

梅沢 俊氏著の「新北海道の花」に、道内に分布するアヤメ科の花は、アヤメ、ヒオウギアヤメカキツバタ、ノハナショウブ、ヒトフサニワゼキショウがあるようです。

子どものころから札幌の実家で咲いていた黄文目が、一番身近な文目です。

どうも集中には詠まれていないようです。

次いで、縁のあるのがいわゆる文目(紫)です。

小樽に移り住んで新たな縁ができたのが、独逸文目と西洋文目(くすんだ桃色)です。

義母がカタログできれいな桃色の西洋文目と購入したようですが、くすんでいました。

でも、朝日を浴びた西洋文目はきれいだなと思うのです。

昨日、真っ先に咲きだした黄文目を日の出(札幌の日の出午前四時)前後に撮ってみました。

日の出のころ、どの花もきれい見え、デジカメで撮るのは日の出が一番と思い込んでいます。

で、黄文目を貼り付けます。

今朝、まだ、独逸文目は咲いていませんでした。

f:id:sikihuukei:20160529050829j:plain

f:id:sikihuukei:20160529050953j:plain

f:id:sikihuukei:20160529051102j:plain

f:id:sikihuukei:20160529051133j:plain

f:id:sikihuukei:20160529051204j:plain

f:id:sikihuukei:20160529051234j:plain

f:id:sikihuukei:20160529051300j:plain

f:id:sikihuukei:20160529051322j:plain

万葉集に詠まれている「あやめぐさ」のサトイモ科のショウブは、道内にも分布していて、6~7月に花期を迎えるようです。

ふと疑問に思うのですが、文目(紫)は、万葉集に詠まれているのだろうかと。

では、また。