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風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

172.夏・夏至:二十八候初候乃東枯(なつかれくさかるる)

今年の夏至は、明日2016年6月21日から7月6日までです。

本州では、梅雨のさなか。梅雨の晴れ間では、夏を感じるのでしょう。

小樽は、蝦夷梅雨のような天気で、6月15、19日が晴れ間。

でも、夏を感じる気温ではなく、朝にはストーブを炊こうか迷う日も。

乃東枯は、明日から6月25日まで。

乃東は、夏枯草を指しますが、小樽ではなじみのないウツボグサのことのようです。

図鑑で見て、裏山に咲いていないかなと思うのです。

でも、咲いていないようなのです。

sikihuukei.hatenablog.com

庭から裏山への入り口:蝦夷梅雨で濡れた下草が繁茂し、裏山へは分け入る勇気なし

 

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もうひとつの入り口:わらびの群落、入り口近くは今年数回の除草

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わらびは、「・・・さわらびの 萌え出づる春・・・」が好きです。

で、わらびだけ残していたら増えました。

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庭では、ねぎ

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いとはゆり:海外の野生種で、アジアのゆりです。中国中北部の12の省、朝鮮半島北部、モンゴル、極東ロシアに広く分布とか

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あざみ:種名は不明、裏山入り口近くで咲く、私の背よりも高い2mほど。

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うど(独活)も2mほどか:右に都忘れ

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都忘れ

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蝦夷梅雨の影響か満開まで数日

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ヒマラヤの青いケシ:2016年6月15日、札幌市の百合が原公園で撮影

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向かいの山に咲くニセアカシア:真っ白く咲くのですが、花の時期を過ぎたようです。

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参考にした本

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最近、ひかれる言葉に「その場で咲く」があります。

ニセアカシアは、一般にあかしあと呼ばれ、子供のころから身近な樹でした。

北方植物園(朝日新聞社編、発行日昭和四十三年一月二十五日)によりますと、日本へは明治維新前に渡来したようですが、育たず、明治八年再び渡来。

北米東部アレガニー原産。インディアンがプロポーズするときに、この花を愛人にささげる風習があるという。花言葉:友情

明治十一年の農業雑誌に「明石屋樹、二、三年前に渡る。枝に刺あるを以て薪に不適なれど・・・」とあり、東京・日比谷公園に初めて植えられた。

同十四年、東京青山開拓使試験場から札幌に苗を移し、

同十八年、停車場通りに植えたのがはじまり(札幌市史)。

・・・・・

故宮部金吾博士は決してアカシアとはいわず、この花が咲きだすと「ロビニアが咲きましたね」といった。ロビニアは、語感がよく好きだという人もいる。

・・・・・・

ほんもののアカシアは、・・・・・同じマメ科だが、属が違う。アカシア属アカシアに対して、ロビニア属ニセアカシア。命名の由来は、葉がアカシアに似ているため。

枝に鋭いトゲがあるので和名をハリエンジュ(針槐)。

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・・・・・・・・・

西田佐智子氏の代表作「アカシアの雨がやむとき」に

「アカシアの雨に・・・、このまま・・・・・」と歌われるように、

小樽でも身近な樹です。

子どものころに、札幌駅前通りの電車からこの樹を見たのではないかと思うのです。

祖父と祖母たちが明治の終わりころに山形県富山県から渡ってきて、私は今小樽市と札幌市で何とか余生を送っています。

あかしあは、いわば先住者・先輩ですね。

蝦夷梅雨がなければ、さわやかな季節です。

そんなさわやかな季節をあかしあは、花の時期に選んだ。

故郷も同じような季節に咲くのだろうか。

そうすると恋の季節・プロポーズの季節は、そろそろ終わりかな。

その場で咲くことは、人も植物も困難なことが多いですが、「ほかに咲く場がない」と覚悟を決めることが生きる上で大事なのでしょう。

と最近思うのです。

午前四時半過ぎです。

では、また。

今朝も雨、今日も蝦夷梅雨かな。

「アカシアの雨がやむとき」

www.uta-net.com

追記:2016年6月20日

北原白秋氏の詩「この道」を追記します。忘れるところでした。 

北原白秋氏の詩「この道」

↑上のアドレス↑をクリック>左の欄の代表作の「この道」をクリック>ソプラノ歌手鮫島有美子氏の美声をお聞きください。

朗読はよろしかったら各自お願いいたします。