風景夢譚

楽しく学んだ歳時記の忘備録

266. 秋・寒露次候(第五十候)「菊花開(きくのはなひらく)」

菊花開は、明日(2017年10月13日)から10月17日です。菊の花が咲くころです。奈良時代の初期、薬草としてもたらされたといわれた菊。花持ちがよく、長寿の象徴でもあるようです。

sikihuukei.hatenablog.com(きくのはな)

先日、小樽公園に白樺の黄葉を撮りに行ったのですが、少し早かったです。

勝手に白樺の道と名付けています。

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小樽市の樹である白樺は、よく見かける木です。

子供の頃より身近にある木で、珍しい木ではないのです。

白樺の白い幹にはいろいろあって色白の美人も、そうでないのもあります。

古今東西、昔から白樺は、小説や詩に登場する林であったようです。

「北方植物園」を引用します。

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「・・・英国では欧州シラカバを「森のレディー」と呼び、「森の佳人」とと形容して、十九世紀初頭の英国詩人のS・T・コーリッジをはじめ、ハイネ、バーンズなど、数多くの詩人がこの木をうたっているようです。ロシアのツルゲイネフの猟人日記には随所に白樺林が登場しているようです。

(ハイネとツルゲネフだけです、名をしっているのが、詩も小説も読んでいないな、本州では山岳地や高原に行かないと見ることができないかな)

若山牧水が、

「渓あいの 路はかなしく白樺の 白き木立にきはまりにけり」

とうたっている。・・・

・・・白樺は同じ年齢の一斉林をつくる。・・・

・・・だから農家では、シラカバがあるところは、土地がやせている、といってきらう。

・・・だから、シラカバの純林は一代限りだ。・・・

パルプ材に向くとか・・・

・・・白樺の利用は、まず皮から始まった。よく燃えるのでたいまつに使われ、・・・

・・・(戦時中に白樺を酒にしようとしたようです。物資不足の時なのでいろいろ利用を考えたのですね)・・・

・・・白樺は、カバ類のなかでも一番寿命が短い。

ゲケカンバやウダイカバが二、三百年も生きるのに対し、七、八十年。

やはり「佳人」は薄命である」と北方植物園の本は結んでいます。

子供の頃は、寒くなるとまず薪ストーブを焚いて暖をとりました(ちょうど今頃かな)。

そして、冬になると貯炭式のストーブで暖を取り、朝には一家してストーブを囲んでいました。

さらに、薪きり屋さんが夏に訪れ、街角のあちらこちらで樹を切って、薪を作っていましたね、懐かしい風景でした。

その後、石炭の搬入です。

薪ストーブの着火剤として白樺の皮もよく使っていましたね。

広大な北海道によく見かける白樺は、ライラック(リラ)とアカシア(ニセアカシア)とともに産湯を使った故郷札幌市の樹といえます。

札幌市の樹は、昭和35年秋の市民投票で、アカシアと競りあい、わずかの差でライラックが勝ったと北方植物園に記載してあります。

小樽の家の周りの白樺は黄葉に、秋深まるですね。

もうすでに石油ストーブを朝晩焚いています。

札幌の家では都市ガスのストーブです。

では、この辺で。